やりたいことがないヤツは社会起業家になれ
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,260 (消費税込)
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ネットではなく、まずは実際に行動してみること。 起業準備をしているものの、たまに自分の方向性がわからなくなる。
その時に、零細企業コンサルのカヤノさんのブログでこの本が取り上げられていたので、購入した。
内容が、
◎著者の山本氏が、どのような経緯でNPO法人コトバノアトリエを設立するに至ったか。
◎神保町小説アカデミー・オールニートニッポンの開始と失敗
◎トキワ荘プロジェクトで初めて掴んだ成功
◎日本中退予防研究所の模索と開始
などが描かれてある。
若い(78年生まれ)人の書籍だけあって、大変読みやすく文章で書かれてあり、2時間もあれば十分読める。(私は読むのが遅いから。早い人ならば30分で十分かもしれない。)
また、各章ごとに「まとめ」があるので、まずはここから読み始めるのがいいかもしれない。
この本は、単に山本氏の歴史やその時の感情がつづられているのではない点は強調したい。
つまり、タイトルにあるように
◎やりたいことがない人が、どのような行動をすることによって、人助けになるビジネスにたどり着けるか?
が指南されてある。
山本氏の経験だけでなく、山本氏がNEC社会起業塾で出会った社会起業家の起業に至った経緯が紹介されてあるので、大変面白い。
これから、ソーシャルベンチャーを興そうと思っている人はもちろんだが、単に起業を目指している人にとっても大変参考になる書籍と言える。
社会起業にたどり着く方法を端的に要約すると、
◎実際に行動して、小さな積み重ねを少しずつ増やしていく。
◎PDCAサイクルで、リサーチ・実行・修正・再度実行を繰り返す。
となるのではないか。
特に、
◎はじめの一歩
がいかに大切かが、この書籍から学べるだろう。
まずは、自分が興味のある分野に関する人(またはこれから始める事業の顧客になる人)に会ってみて、リサーチすること。
このはじめの一歩により、「何が足りないか」「次に何をやるべきか」が明確になる。
著者のやってきたことはおもしろいが あまりに単調にさらりと書かれすぎているため、読みやすいのかもしれないが、読んでいて面白みは特にない。
延々自己紹介を読まされているような、淡泊な印象。
読んで損があるわけではないが、また読み返そうとは思えない。
買うほどのものではなかったか。。。
夢も希望もないやりたいこともない。でも、そんな人に向いている仕事があるという逆転の発想がよい 汗や努力が感じられずサラサラとした感触。だけど時代のニーズを捉えている。著者はやりたいことがないコンプレックスを長い間抱えていたという。著者はだったらやりたいことがある人のサポートをする仕事をしようとあるとき気づいた。そして、自分の気持ちに素直に従っているうちにいくつかの事業を起こし、社会起業家として成長していった。
そこには、「やりたいことがなければいけない」という強迫観念や、やりたいことがない自分は劣っているという焦燥感が感じられない。どこかの時点で吹っ切れたのだろう。そしてその自然な発想が的確に時代のニーズを捉えていると思う。
「やりたいことがなければいけない」というのは恐らくもう時代遅れになった一種のブームだったのだろうと思う。誰もが何かになれる、あるいは何かにならなければならない。しかも既存の枠組みの中で、というのはやはり窮屈だ。
かといって、生きていくためには仕事を選んだり、暇つぶしを探したりしなければいけない。受身でやるよりは積極的にやりたい。
彼は「やりたいことがないからやりたいことがある人のサポートをしよう」という種類のやるべきことを見つけた。
"社会的思い込み"から少し距離を置くことで、彼はやるべきことを見出した。今は多くの人がネットなどの影響で"社会的思い込み"から距離を置いている。著者の肩肘を張らない生き方を見て、これから同じように自然に新しい面白いことを見出していく若者が多く出てくるような気がしてうれしくなった。
社会起業ってこうやってやればできちゃうんだねって、わかる本 希望の大学は出たけれど、夢も希望もなくした山本さんが、
よし、人のために生きよう、と決め、支援プロジェクトをいくつも
作っていく様を、自ら語る本。
引きこもりの中高生を対象にした「文章教室」
ニートの作家がデビューした「神保町小説アカデミー」
ニートのためのニートによるネットラジオ「オールニートニッポン」
地方の漫画家に東京の住む場所を提供する「トキワ荘プロジェクト」
詳しくは書かれていないが、どういうふうにスタッフを集めて、
費用はどれくらいで、何をして、赤字になった黒字になった、
というようなことがわかる。NPO法人をつくることを支援する
団体の紹介などもある。
読むと、社会起業って、普通のことなんだと、社会に貢献することを
よりシンプルに考えれば、やっぱり社会起業に行き着くんだということ、
そしてそれは、普通のビジネスの立ち上げとあまり変わらないんだ、
ということがよくわかる。
別に大学生でなくったって(40?60代だって)、この本を読み、
社会起業してもいいんじゃないか、と思います。
夢やビジョンがこれといってない人に本当に読んでほしい本。 社会企業家うんぬんより、著者である山本繁さんがかなり自分と似ていて大いに共感できました。
作中で山本さんはこういったことを書かれていました。
私は幸せのハードルというものがとても低い。だから、その自分を満足させることは簡単である。ただ若い私にはそれには余りあるくらいエネルギーにあふれていた。けれど、私にはこれといってやりたいことがない。だったらどうすればよいのだろうか。そんなことをずっと考えていたら、ふとあることに気づいた。
自分の中にはニーズはない。だったら、他人のニーズのために生きればいいんじゃないか。
僕もこれといってやりたいことは自分の中にはありません。
幸せのハードル、とても低いです。
エネルギーをもてあましています。
自分の中にやりたいことがないことを悪いことだとは全く思いませんが、たまに自信を持てなくなるときがあります。けどこれを見て、僕はとても嬉しくなりました。自分以外にもこういった人がいるんだ、と。かつそれでいてビジネスで結果を出している。
とても励まされました。
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