株式投資 最強のサバイバル理論 (Yosensha Paperbacks)
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,000 (消費税込)
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大学教授が書いた分かりやすい株の本 共感できる部分が多い。
株式投資に関してアカデミックな立場からわかりやすく書いている。
なぜか編者が一番凡庸な意見だった。 ●責任者の小幡さんが一番面白くなかったです。これだけ読んでもどこに行動ファイナンス独自の知見が現れたのか気が付きませんでしたが多分どこかにあったのでしょう。美人投票とかバブルにまつわる狂乱の心理描写とか何をいまさら、2006年の本ですよね、90年代後半だったら面白く読めましたけど。●小幡さんはおかしな一般化が多いです。長期で儲けらるとは限らない、ゆえに短期運用、短期運用はゼロサムゲームだ、ゆえに株式投資はすべてゼロサムゲームだ。長期で設けられるとは限らないがいつのまにか長期では儲けられないになっているし、デイトレードがゼロサムゲームなのに株式投資がゼロサムゲームのような調子になってます。本当に学者なんでしょうか?●大体行動経済学や行動ファイナンスは短期と長期の価格決定になぜラグが存在するのかという分析を扱っていて長期的な収束を否定しているわけではありません、虚報もいいところですよ。小幡さんを信じるとまったく株式は理論値から乖離しっぱなしで永劫おかしな価格のまんまと勘違いする人もいますよ。理論値にならないと歯噛みする人々を識者と揶揄していますがそんな人いませんよ。いない人をさもいるかのように扱って自己の理論の正当性を主張する。常套手段です。理論値にこだわる人はタイムラグを嘆いているのであって今日明日すぐにでもそうなってくれと祈願しているんじゃありません。まさにそのラグの分析が行動ファイナンスの仕事なのに。●がやはり学者さんです。明らかに自分と異なる意見もほとんどのページを割いて掲載しています。小幡さん以外はとても興味深い記述が数多くありました。●?P198で控えめな業績予測発表に苦言を呈していますが、これはちょっと無理あるでしょう。ある程度保守的な処理や記載は経営者の立場として仕方ない気がします。90年代後半のITバブルでは逆の観点での批判が目立ったのに。
■ゼロサムゲーム!! 株式市場の本質に迫った好著だと思う。
複数著者のため、それぞれの問題意識、視点が微妙に異なっているが、それも一面の魅力ではある。
『ネット株の心理学』の小幡績の指摘は相変わらず鋭い。
株式市場の本質とは、自己矛盾を孕んだ自己実現プロセスにあるという。「死んでいく銘柄とハイエナのような相場操縦士たち」「熟練デイトレーダーが初心者デイトレーダーから利益を奪っていく構図」など刺激的な内容が並んでいて期待を裏切らない。
株式市場とは、昨今の投資教育といった建前やきれいごとでは語れないことをわからせてくれる。
タイトルに違和感はぬぐえないが、大蔵省出身でハーバード出の大学助教授、海千山千の金融ジャーナリスト、新進気鋭の公認会計士、独立系アナリストといった錚々たる面々が執筆しているだけのことはある内容だ。読んで損はないコストパフォーマンスの高い一冊。
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